ご利用者の「美味しい」のために、
広がっていく介護への関心
管理栄養士
柿澤朱音/入職4年目
仕事内容
私は、「加須清輝苑」の管理栄養士として働いています。管理栄養士として、ご利用者様にご提供する食事の栄養マネジメントや、ご利用者様のお食事摂取量のモニタリングなどを行なっています。それに加えて、厨房に入って日々の食事やおやつの調理、また盛り付けを行っています。食事を通じて、ご利用者様の健康と喜びを支える仕事です。また2021年からは、調理室のリーダーも務めています。
1日のスケジュール
- 8:30
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始業
厨房の洗浄
- 10:00
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事務作業
栄養マネジメント等の書類作成
- 11:00
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厨房にて昼食の調理・盛り付け作業
- 12:00
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ユニットにて食事状況の観察、嗜好調査
- 12:40
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お昼及び休憩
- 13:40
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事務作業
- 15:30
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厨房にて夕食の調理・盛り付け作業
- 17:30
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終業
調理が分かる栄養管理士を目指して
大学では栄養学科の勉強をして、管理栄養士の資格を取得していたので、それを活かせる職場を考えていました。私の叔母がケアマネージャーとして働いていたこともあり、小さい頃から福祉や介護に興味を持っていたので、介護福祉の職場で働こうと考えました。
宏和会に惹かれた理由は、調理を直営で運営している施設が多数あるという点です。介護福祉施設をいくつか回りましたが、調理は委託会社に任せて、管理栄養士は直接調理を担わないという施設が多数ありました。以前、調理の委託会社で実習する機会があったのですが、そこで「管理栄養士として将来働きたいなら、まず調理のことが分からないといけない」と言われていたので、調理も経験できる職場を探していました。
「美味しい」という声が、日々のやりがいに
ご利用者の方々が、自分たちの作った食事を美味しいと言って食べて下さる姿を見るのは嬉しいです。一方、あまり食べられていない状況にある方には、先輩にも相談しつつ、カウンセリングをしてその方に合った食事を出します。そうして、その方の食事摂取量が回復するとホッとしますし、それが介護福祉分野で働くことのやりがいでもあります。
現在私は調理のリーダーも担当していますが、メンバーには先輩に当たる方々もいます。チームをまとめることは難しくもありますが、先輩方にもサポートして頂きながら、全員で良いチームを作り、ご利用者の方々の健康と喜びを支えていきたいと思います。
広がっていく介護に対する関心
ご利用者の方々のお食事を考え、作る仕事を通じて、より介護福祉についてより広く学びたいという気持ちも強くなっています。ご提供しているお食事の介助などは、基本的には介護士が担当していますが、そうしたやり方ももっと覚えて、直にご利用者の方々の様子を知りたいですね。
今はまだ、目の前にある仕事の質を高めていくことでいっぱいですが、将来、栄養士としての実務経験5年が経った後には、ケアマネージャーの資格にもトライしてみたいなとも考えています。