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2024.02.10 加須清輝苑 特別養護老人ホーム|ショートステイ|職員インタビュー
~手作りおやつができるまで~
こんにちは、加須清輝苑です。
寒の時期を過ぎましたが5日には雪が降るなど、寒い日が続いています。
みなさま温かくしてお過ごしください。
さて、加須清輝苑では月に1~2回『手作りおやつ』が提供されます。
調理職員により提供される『手作りおやつ』ですが、
どのような過程を経てみなさまにお届けされるのでしょうか?
職員のインタビューをもとにお伝えしていきたいと思います!
今回インタビューさせていただいた職員はこの方。
🍎名前:吉村職員
🍎入職:2年目
🍎調理職員
まだ入職2年目と若手ですが、
すでに何度か手作りおやつ当番を経験しています。
これまでのおやつはご利用者様に好評でしたので、今回も期待が高まります😆
どのようなものがでてくるのか楽しみですね!
(このインタビューは2023年11月に行ったものになります。ご了承ください。)
STEP1 企画
はじめに、提供するおやつのメニューを決めていきます。
どのような観点からメニューを決めているのでしょうか?
早速、インタビューしていきます🎤
今回の手作りおやつは何ですか?
『カボチャのタルトケーキ』です。
季節を感じていただけるように秋の食材を使用したかったのでこちらにしました。
季節以外にもおやつを決めるときに気を付けていることはありますか?
ご利用者様がむせ込まないように食べてパサつかないもの、
しっとりしたものを選んでいます。
そこまで考えているのですね。レシピは独自で考えているのですか?
いいえ。WEBサイトや本から調べて使用しています。
試作をもとに比率などを変えることはありますが、基本は既存レシピです。
普段のおやつでは食べられないものが出てくる手作りおやつですが、
ご利用者様の嚥下機能を考えてメニューを決めているんですね。
細かいところまで考えて作っていて驚きました😲
STEP2 試作
各々、一度は自宅で作ってくる試作。
どういった目的をもった試作なのでしょうか?
試作はいつも行うのですか?
はい。家で作ってきてリーダーに食べてもらい意見を聞いています。
そこで出た意見をもとに配合を変更しています。
試作は何度繰り返すのでしょうか?
リーダーにOKをいただけるまで。多くて3回ですね。
今回は1回でOKがでましたが、以前作ったヨーグルトケーキは
風味を調整するのに試作を3回行いました。
そんなに!他にも何度か試作を繰り返したエピソードはありますか?
まだ、おやつ当番の回数自体が少ないので先輩から聞いた話になりますが、
抹茶のマーブルチーズケーキを試作したときは、白と緑の二つの生地に対して
緑の生地が少なく、マーブル模様に見えないと指摘をもらったので
緑の生地の割合を増やしたなんてことがあったそうです。
見た目にもこだわって作られているんですね。
そうですね。見た目もご利用者様に楽しんでいただけるように努めています。
見た目・風味など様々な要因でご利用者様に喜んでいただけるように
意見を交わして試作を行っているのですね。
妥協なく取り組むさまはプロ魂を感じますね✨
STEP3 製造
さて、いよいよ製造です。
ここではどのようなことに気を付けているのでしょうか…?
製造の上で気を付けていることはありますか?
ダマができると舌ざわりが悪く、口の中に残って飲み込みにくくなりますので、
生地が滑らかになるようにしっかり混ぜることを意識しています。
そうなんですね。ちなみに今回作っているのは何人分ですか?
100人分です。
100人分で焼成時間はどのくらいになるのでしょうか?
およそ35分です。
食中毒をおこさないためにも、しっかり火を通すようにしています。
そのため、レシピを選ぶ際には火を通すものを選ぶようにしています。
(インタビュー終わり)
手作りおやつができるまでにはメニューを考えるほか、
試作を繰り返したり工程がいくつかあることが分かりました。
そして、それぞれの工程でも配合や嚥下など考慮すべきこと、
多くの知識が必要になることが分かりました。
ご利用者様のことを真剣に考えてできたおやつは、
見た目も味も好評で、とても喜んでいただけました。
今回のインタビューでご覧いただいたみなさまに少しでも
調理職員のことを知っていただけましたら幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
次回の更新も楽しみにお待ちください。