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2022.05.18 清輝苑 ショートステイ
【すくすく成長中!】しあわせの小径の野菜 🌿
こんにちは、清輝苑です。
いつも清輝苑のブログをご覧いただき、
ありがとうございます。
五月晴れの気持ちの良い日が続いております。
「しあわせの小径」にある畑の野菜も、
この陽気でぐんぐん育っております ♬
ところで、なぜ 「しあわせの小径」で
畑や野菜作りをはじめたのでしょうか?
今回は、畑や野菜作りをはじめるに至った経緯や携わる職員の想い、
畑・野菜の様子などをお届けいたします。
【畑で機能訓練】
畑や野菜作りは、機能訓練指導員が中心となって取り組んでいる企画です。
この企画をはじめた経緯や、取り組むことで期待できる効果などについて、
機能訓練指導員へインタビューを行いました。
Q.なぜ畑や野菜作りの企画をはじめたのですか?
A.『きっかけは”苑で、何か野菜を育てて食べてみたいね”という声が職員の中からあがったことです。苑に畑は無かったので、土を耕す段階からのスタートでした・・・。
そして、職員が野菜をただ育てるよりも、ご利用者様方と一緒に手掛けた方が 野菜を植える行為や出来上がった野菜を見ることが認知機能に対する良い刺激につながると考え、はじめました。』
Q. ”刺激”とはどんなものか、もう少し詳しく教えてください。
A.『ご利用者様方を畑にお連れすることで、その日の外の空気感・気温・においを感じていただくこと、畑や野菜を見ていただくこと自体が五感に対する刺激になります。
刺激を受け取ることから、目の前にあるものが何であるかを認知する機能の発揮 へとつながってくれることを私たちは期待しています。』
Q.他にはどのような効果があるのでしょうか?
A.『そうですね・・・入所されているご利用者様の中には 地域柄、土にたくさん触れてきた方々も多く生活されています。その方々は、畑を目の前にすると、実際に土に触れていた当時の感覚に、自然と一瞬で戻られるように、私たちの目には映ります。
このときに、 ”その人らしさ” を取り戻すことにつながればいいな、と考えています。』
Q. ”その人らしさを取り戻す”ことは、施設での生活にどのような影響をもたらしますか?
A.『そうですね・・・まず、入所前の生活では連続して維持されていたその人が思う自分らしさが、入所生活において、ゆらぐ可能性があることを考えました。
家族や地域の中では、自分自身がこれまでに何をしてきた何者かが良く分かる生活だったかと推測されます。
しかし、生活環境の大きな変化やその変化に慣れようとした結果、「自分が何者か」に関心が払われず、自分らしさを心の中に仕舞い込もうとさえしているように見られる方がいらっしゃいます・・・。
一説には、若いときに自分が何者であるかを確立していく過程で 自制心や感情の表出の安定といった心の機能を成長させていくと言われています。
農作業を通じて「自分が何者であったか」を再認識することをきっかけに、これが穏やかな施設生活につながればと考えています。』(インタンビューおわり)
畑や野菜作りは、楽しいだけではなく、
認知機能面への良い刺激を生み、
心や気持ちを落ち着かせる等の効果も期待できるということです。
企画に携わる機能訓練指導員の想いを、
みなさまにお伝えできれば幸いです😌
【じゃが芋植え】
さて、こちらは3月上旬の種じゃが芋植えの様子です。
冷たい風が吹く中、
ご利用者様方と機能訓練指導員が、
一緒にじゃが芋を植えました。
”できあがるのが楽しみですね!”と職員が声を掛けると
『だね!蒸して食べたいな~!』
『ポテトサラダもいいんじゃない?』
といったお話で盛り上がっておりました 😊
それから約2ヶ月後・・・
順調に育っております!!
収穫まであともう少し・・・
楽しみですね~!✨😆
野菜の様子は、今後も随時お知らせいたしますので、
どうぞお楽しみに ♬
【行事食のご紹介 🍽】
5月15日(日)をもって、清輝苑は開苑33周年をむかえました 🎉
記念日ですので、調理職員が特別なお料理を用意いたしました!
〈献立〉
・海鮮ちらし
・天ぷら
・お浸し
・フルーツミックス
・すまし汁
本来ならば、ご利用者様方と職員がホールに集まり、お祝いをしますが、
コロナ禍ですので、特別なお料理でお祝いです!
普段よりも 特別なお料理に、
ご利用者様方も嬉しそうでした!
私たち職員も、同じお料理を頂きました。
どれも大変美味しかったです ♪
今後もより良い施設を目指して、
職員一同、日々精進して参ります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも、清輝苑を宜しくお願い申し上げます !
※撮影時はマスクを外す場合があります。